2019年8月4日日曜日

手づくりの本





簡素な、クリップで留めた手作業のものですが
「本」をつくりました。

ここ数年「本をつくってみたらどうか」と
さまざまな方から声をいただいて
自分でも「本づくり」を意識していました。

一番心配していた
同じタッチでシリーズを複数描く、みたいなことは
カレンダーづくりで身についていたのか
小さな絵だからと、気負わず取り組めたのか
気分的にはもっと描けると思いながら楽しく描きました。

一冊のなかの構成というのも
あんまり計画はせずに
ただ確かにある感覚(頭のなかにだけある海辺の町)
みたいなものを頼りに
一枚一枚ただ描き連ねることで
つながっているような、いないような感じで
自然とできあがりました。

あとはみなさんにどんなふうに読んでもらえるのか。
緊張です。




本には手作りの栞をつけようと思います。
栞…小さな紙片。好きです。

小さな小さな石を糸に通しました。
海で拾った何気ない小石みたいな色カタチにひかれて
手にとったのだけど
後で調べたらラリマーという石だそうです。
「マー」は"mar"…海という意味。

磨かれてきらきらした石は
ちょっと気後れしてしまうけど
にごっていたり、いびつだったり
みんな違って整っていない
大地を感じる自然な石は味わい深い。
浜辺に打ち寄せられていそうな。
そんな石を想わせるカケラ。

タツノオトシゴは子どものときから好きで。
シャララ舎さんも今回、タツノオトシゴ
作ってくださってます。



手製本の表紙。一枚ずつ刷っています。
いろいろな青色の中からお好きな色を選べます。


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