2024年10月7日月曜日

霧とリボン ニコラス・カルペパーの窓展へむけて

 


霧とリボンさまでの『ニコラス・カルペパーの窓』展
13日(日)より始まります。

きっとご存知の方もたくさんいらっしゃる、霧とリボンさん。
吉祥寺の実店舗は昨年末に閉廊され
本展はオンライン開催となります。

霧とリボンさんが運営されている
オンライン上のストリート「モーヴ街」は
各noteをギャラリーや百貨店、図書館などに見立て
多彩な文化発信と作品の展示販売を行う
アート・プロジェクトとなっています。

お手元でゆっくりと入り込んでゆける
オンラインならではの深度、
アート、文芸、プロダクトの
細部まで作り込まれた世界観が素晴らしいので
その方面がお好きな方はぜひご覧になってみてください。

*リンク先は展示のお知らせページにご用意してあります

tegamiyaがお世話になるのは初めてですが
まだ寒いころにお声をかけてくださり
やりとりを重ねてゆっくり準備させていただきました。
テーマがニコラス・カルペパーとうかがって
占星術と植物が絡まるテーマなどなかなかない機会!と
12星座のカードを中心に出展させていただくことになりました。
感激してしまうほどに丁寧に作品をお取り扱いいただき、
美しい展示会場をご用意いただいていると思うと
どきどきしてしまいます。

さらに、霧とリボンさん出展でのワクワクするポイント、
作品紹介を作家さまに執筆いただけることになっております。
こんな貴重な機会をいただけるだけでも
作り手としてはうれしい経験です。
今回は原画2点を
文学やアートに造詣が深い精神科医・少女批評家の
高柳カヨ子先生が書いてくださいます。
みなさま、お楽しみにしてくださいませ!
(私が一番楽しみです♪)






私は星を見る人ではあれど
ニコラス・カルペパーのように
植物を処方する占星術師ではありません、が
星と植物の繋がりがあったら楽しいなと思っている一人です。

12星座のカードをご覧ください。
そこには星座とともに植物を描きました。
植物の色、かたち、咲き方、生える場所、季節。
人間の歴史のなかで
役に立つ植物ならもちろん大切にされ
もしそうでなくても、地球上に多様に息づく植物は
インスピレーションの宝庫です。
そして星たちも同じく物語の源。
西洋の古い伝承や療法には、どちらも大いなる想像力のもと
星と植物が色濃く結びつけられてきたものが残っています。
(私のつくったカードでは、さらに自由に発想したイメージも含めて
星と植物を描いています)

12星座のカードを裏返してみてください。
ゴールドで印された文様は
中心の円のなかには花が咲き「地球」を表しました。
その周りを星が囲み見守っています。
占星術は天を仰ぎ見ていますが、地球に生きるために使うものです。
私たち人間は、星に見守られ、足をつける大地の動植物に支えられ
天と地、両方のあいだで、命をまっとうするのだと。

そのような想いをこめてこのカードをおつくりしています。



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