2019年10月27日日曜日

蠍座のオーナメント







12星座のオーナメント
「蠍座」

秘密の在り処。
奥深くで、真実を掴もうとする時
対峙する強い存在。
命をかけても、求めるもの。

一点一点手でカットした切り紙のオーナメントです。
手作り作品のため、画像とデザインが多少異なる場合があります。
(画像はサンプルを撮影したものも含まれるため
お届けするものと個体差がある場合があります)

*解説書つき

本体のサイズ:直径約75mm
糸の長さ:約200mm
箱のサイズ:約105×105×27mm

6,000yen taxin

*繊細な作品のためお取り扱いにご注意いただけますと幸いです。
*星の部分は開くと立体的になります。
 糸の上をすべらせてお好きな位置に移動させて飾ることもできます。
*日光により変色したり、湿気でたわんだりしますが
 素材の経年変化も含めて永くお楽しみいただければ幸いです。



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2019.10.27
明日の蠍座の新月を前に。

本来は秋の景色が美しく広がり、実りを結ぶ季節。
今年はさまざまに災害が重なり
そうでなくても天候がすぐれず
体調整わない方もいらっしゃるのでは。
穏やかな秋がもっと楽しめたら…と思います。
今、不安な気持ちでいる方にも
心やすらぐ時がみつかりますように。

古くケルトなどの暦ではこの時期(10月と11月の狭間)が
1年の終わりと始まりの大切な日だったことに
蠍座の持たされた意味が
結びついているように思っています。

収穫の季節が終わり
枯れゆく死の世界のような冬がこれから来ること。
季節の境目で、小さな存在である人間たちは
抗うことのできない「神秘…季節や、この世界そのもの」
それがもたらす「死…暗く寒く、奪う冬」
その後
与えられる「再生…豊かな春、季節はめぐること」
を強く感じて大切にしたこと。祈ったこと。

始まりと終わりの不安定さと
不思議なエネルギーとのなかで
この世ならぬ世界とつながるイメージをしたこと。

古代の人たちの自然やこの世界に対する畏怖を思うと
謎めいた蠍座が意味することが
少し理解できるような気が、私はします。

蠍座は「与えられるもの」の世界。
大切な人の、大切なことの
本当の部分を知りたくて
探って探って、まるで一体化するように
誰よりもつきつめてゆく先にたどりつく場所は
もっとも真髄である
隠された、この世の闇の部分なのではないか。
絶望の淵から手をのばしたとき
神秘から与えられるもの。

与えられるのは毒(死)か。
聖拝に注がれた永遠の命が叶う妙薬(生)か。
…両方。死して復活する、そう例えられるように。

よく言えばドラマティック、だけど
生身の人間にはなかなか大変に思います。
その代わり?神秘的なもの、説明のつかないものに
守られるように感じることも多いとも聞きますが
どうでしょう?

いつも生き死にのことを考えているような
究極的な生き方をしているゆえ
人知を超えた力や、縁の存在を
感じざるを得ないのかもしれません。

石榴も葡萄も、秋のシンボルであり
神話やさまざまな宗教、文化のなかで
聖なる存在を象徴するものでもあります。
石榴は、永遠の命や多産にまつわり
鬼子母神のお話や、エジプト神話にも登場
キリストの受難・不死を表したり
ギリシャ神話の冥界の食べ物だったり
…手榴弾にも関係あるそうです(!)。
葡萄も、繁栄や命、死からの復活を
感じさせるもの。

最後に。
このシリーズをみてくださっている方に
蠍座を先に作ってほしいと
だいぶ前にリクエストいただいたのですが
結局季節通りのタイミングになってしまいました。
お待たせしました…

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