2020年2月25日火曜日

山羊座のオーナメント






12星座のオーナメント
「山羊座」

目指した場所は
たくさんの命を育む豊かな山。
揺るがない価値の完成への道。
その形を築くためなら、どんなことでも。

一点一点手でカットした切り紙のオーナメントです。
手作り作品のため、画像とデザインが多少異なる場合があります。
(画像はサンプルを撮影したものも含まれるため
お届けするものと個体差がある場合があります)

*解説書つき

本体のサイズ:直径約75mm
糸の長さ:約200mm
箱のサイズ:約105×105×27mm

6,000yen taxin

*繊細な作品のためお取り扱いにご注意いただけますと幸いです。
*星の部分は開くと立体的になります。
 糸の上をすべらせてお好きな位置に移動させて飾ることもできます。
*日光により変色したり、湿気でたわんだりしますが
 素材の経年変化も含めて永くお楽しみいただければ幸いです。



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2020.2.25

これでようやく12星座を揃えることができました。
火星も山羊座に入り、今なにかと熱い山羊の世界
私自身が山羊座と土星が強い星まわりなので
山羊座でしめくくることに何か縁を感じます。

山羊座は「社会の完成」を表しているそうです。
牡羊座(春分)で生まれ、乙女座までに個として成長し
天秤座(秋分)で社会に出て、他者と出会い
蠍座で命をかけるものと結ばれ
射手座で遠く未知の場所を放浪し、知識見聞を深めたあと…
いよいよ集大成、山羊座で王国を作るそうです。

システム、体制で、人々を統制することで
社会の豊かさを高めてゆく世界観。
効率的に、計画的に、最短で、確実に
実利をとる現実的な力。

サトゥルヌスは鎌を持ち収穫をする。
山羊座の季節は冬至の闇。
暗く冷たい季節が命を刈り取るということから
恐れられたりもするけれど
「時間」をかけて育て鍛えあげた
本当に役に立つものを収穫する、農耕の神。

山羊座と結びつく土星は、試練や制限を与えると言われます。
本当の強さと安定した価値は
必要な鍛錬の時間の結果、得られるのだと
土星は言っている気がします。
山羊座の強い人は、厳しい目を自己へ向け
課しているものが多い方かもしれません。

私が山羊座を思い浮かべると…森や山。
木の生える順序。枝葉の巡らせ方。生き物たちの生命活動。
だれが設計したのかと不思議なくらいの、合理的なシステム。

時間という意味では、古いものや伝統も表すそうです。
時を経たからこその価値。簡単に揺るがないもの。

収穫でき役に立つ寿命の長い木を描きたいな、と思って
オリーブを描きました。
ケルトの冬至の木であるイチイも、長寿の木。

子ども向けのお話なら
「完成しました。めでたしめでたし」と
ここで終わりそうですが
我々の世界に、本当の完成がないように
水瓶座の世界につながります。
季節はぐるぐると螺旋を描いて、続いてゆきます。






2020年2月21日金曜日

ご依頼品制作





個人お客さまのご依頼品。

たいへんお待たせしてしまいましたが
お渡しすることができ
気に入っていただけたようでホッとしました。

お一人のために描くということ
ご依頼の内容で描くこと
取材に行き、その場のエネルギーを受け取ること
それを表現すること
毎回大いなるチャレンジです。
チャレンジさせていただけること
ありがたく思います。














2020年2月1日土曜日

射手座のオーナメント







12星座のオーナメント
「射手座」

遠くへ、知らない場所へ、見たことのないものを求めて。
自由でいたい、旅人でいたい。
この限りない気持ちのままで。

一点一点手でカットした切り紙のオーナメントです。
手作り作品のため、画像とデザインが多少異なる場合があります。
(画像はサンプルを撮影したものも含まれるため
お届けするものと個体差がある場合があります)

*解説書つき

本体のサイズ:直径約75mm
糸の長さ:約200mm
箱のサイズ:約105×105×27mm

6,000yen taxin

*繊細な作品のためお取り扱いにご注意いただけますと幸いです。
*星の部分は開くと立体的になります。
 糸の上をすべらせてお好きな位置に移動させて飾ることもできます。
*日光により変色したり、湿気でたわんだりしますが
 素材の経年変化も含めて永くお楽しみいただければ幸いです。




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2020.2.1
蠍座をご紹介してからだいぶ時間が経ってしまいました。

太陽はすでに水瓶座をすすんでいますが、火星は射手座に。
私の射手座水星のほぼ真上にいてくれるので
今日はがんばって射手座のことを書いてみたいと思います。

前回の蠍座の文章、
ちょっとドキリとさせてしまったかもしれないです。
こわいような、ふだんあまり目を向けたくないような
そういうことも担っている場所だから。

占星術は、暦として、時間の流れを扱っているので
12星座を順番に追うとストーリーがつながっている。
一つ前の星座をやりきって
その星座では解決できないことを抱えて次の星座が始まる、
というのが、面白い部分だと感じるのですが
蠍座から射手座への移動は、ものすごーい高低差、
地の底から天上へ飛ぶ!みたいなイメージを持っています。

狭く暗いこの世の深淵をつきつめたら
もうあとは空高く飛ぶしかない。海もこえるしかない。
遠くへ、未知へ、自由へ。
心の向くままに、何にもとらわれない旅をする。
旅というのは比喩で
物事を狭めずに広く捉え
新しいものを知る純粋な喜びに突き動かされる精神のこと。
拡大させる木星が射手座の象徴であること。

射手座や木星が強い方は
大らかで楽観的、伸びやかな方が多い気がします。

どこかに「射手座は役に立たない知識を愛する」と書いてあって
なんだかよくわかるような気持ちがしました。
今すぐ役に立つとか立たないとか、現実的な物差しから離れた
人間だけが持たされた規模の大きな思考
(学問、哲学、神秘への探求)にまっすぐな情熱を傾けることが
人間らしく生きることにつながると、射手座が示しているのかと。

ギリシャ神話のなかでの射手座は
ケンタウロス族の賢者ケイローン。
医学の知識を持ち薬草を育てていて
足の傷を治すために用いたとされる矢車菊も描きました。
(矢車菊の属名Centaureaはケンタウロスからきているそうです)

縦に星を並べたのは
銀河の中心(天の川)が射手座の方向にあるから。