2020年11月18日水曜日

企画展『星の詩をひろいに』 




企画展『星の詩(うた)をひろいに』

キャンドルと香りを作られているho to ri - yaさん、
その工房兼ギャラリースペースである
cociel coba(コシェルコーバ)という名のすてきな場所で
星にまつわる作品の展示会を開けることになりました。

tegamiyaは12星座にまつわる
新作の活版カードやオーナメント、絵、
ho to ri - yaさんは星や月をテーマに制作した
灯りや香りの作品を展示します。

2020 / 11 / 20 (金) ~ 12 / 6 (日)
【ご予約優先制】
OPEN 木・金・土・日・祝
12:00 – 17:00

■場所
cociel coba
コシェルコーバ
152 - 0004
東京都目黒区鷹番1-3-4
東急東横線「学芸大学」駅東口徒歩7分
東急バス「鷹番」停留所徒歩2分

■ご来店ご予約方法 
cociel cobaさんのご予約専用サイトにて受付します。
受付は前日18時までです

■事前予約不要(店内人数制限あり)でご覧いただける時間帯は
cociel cobaさんのスケジュール用twitter @schedule_cc にて
随時配信いたします。

■新型コロナウイルスの感染拡大状況により日程変更等が
生じる場合はHPやSNSでお知らせします。

●online shop
cociel cobaさんのオンラインショップにて
本展示作品の販売予定期間 終了しました

*ご来店のお客さまへの販売を優先させていただきます。
*売り切れの場合は再販/受注が難しい作品もございますことを
あらかじめご理解いただけますと幸いです。
*tegamiyaの作品に関しては、今回の新作のみ
オンライン販売予定です。

■お問い合わせ先
cociel cobaさんのcontactよりどうぞ。

***

引き続き、特別な状況下で
なるべく安心して作品をご覧いただけますよう準備も進めていますので
皆さまもご無理なく、楽しんでいただけましたら幸いです。
Twitter、Instagramで随時情報をお伝えさせていただきます。

どうぞ、よろしくお願いいたします*





 

『星の詩をひろいに』 タイトルのこと

『星の詩(うた)をひろいに』というタイトルは
ho to ri - yaさんが候補を出してくださった言葉をもとに名付けました。

「星の詩をひろう」…いいですよね。
ho to ri - yaさんの物語を読んで
その意味が私の中で昇華されました。
本当にぴったりでした。
私の星にまつわる作品たちも
「星々からの手紙」という名前をつけていますので
響き合うようで、とてもうれしかったです。

それぞれのアプローチで、星たちの詩(メッセージ)を形にし
それがようやく一つの場所で出会うことができ
皆さまにひろわれるのをお持ちしている、という気持ちです。

以下は、タイトルを決めるときに
私がho to ri - yaさんにお送りしたメール。

---
夜空の高いところで瞬く星、そのひとつひとつから
毎夜、大地にたくさんの詩が降ってきている。
私たちは普段それに気づかないのだけど
目を凝らしたり、耳を澄ましたり、香りをたどったりすると
その美しい詩の存在に気づくことができるのかもしれない。
小さな詩の欠片を私たちが手で集め、形づくり
みなさんにもひろっていただく…
そういう情景が浮かびました。

錬金術の教えに
「上なるものは下なるもののごとく
下なるものは上なるもののごとく…」という
とても有名な言葉があり、私の個人的な気持ちとして
天の星々(に表される広大な宇宙)と、
大地に生きる人々、小さな命のひとつひとつが
響き合っているっていうことだと思っています。
(本当は違う意味かもしれません。笑)
そのことも思い出しました。

ようやく、ようやく。
始まります。うれしいな。

お写真はho to ri - yaさん。


2020年11月15日日曜日

古めかしいカードと出会う旅のお話 あとがき


お付き合い、ありがとうございました。

このお話は
12星座のカードが、たくさんの方の手に渡り、永く使われ
あちこち遠くへ旅立って…時間も越えて…
今から100年後にこんなことが起こったらいいな!
という作り話です。

「ヨーロッパの骨董市で見つけた、妙に気になる謎の古いカード」
こんな妄想がこのカードの制作のベースにあって
活版を刷っていただく時もカスレOKにしたり
長い時間使っていただいても、日に焼けても
味わい深まりそうな
丈夫で肌触りの良い紙を選んだりしています。

私自身、今までどれだけたくさんの
古い絵、本、カード、紙のものたちに
心おどるミステリーをもらってきたことでしょうか。
意味を解いてしまえば、背景を知ってしまえば
当初のワクワクは薄れても、理解を深めていくことで
過去に生きた、作った人、使った人の気持ちを想像したり
新しい神秘の脈に繋がったりと
楽しみがいつまでも広がってゆきます。

そんなもの一つを、私も作りたかったのです。

掲載にあたり、ヨーロッパの写真が欲しくて
(私は海外に一度も行ったことがないので!)
いつも記憶に残るシーンを撮られているあいざわさんにお願いして
素敵なお写真をお借りすることができました。

コンセプトをお伝えし、写真を選んでいただく過程で
ちょっと伺った旅のお話も、物語に混ぜ込んでみたりして
勝手に共作と思っています。
あいざわさん、本当にありがとうございました!

そしていよいよ、20日金曜日より
展示会「星の詩をひろいに」の幕が上がります。

Photo by Ayumu Aizawa (Melancolia Storytelling)






 

古めかしいカードと出会う旅のお話 4


 帰国した後、友達に見せたら
「その記号、占星術に使うものじゃない?」とのこと。
占星術。星占いってこと?
だけど星座と関係なさそうな絵ばかり描いてあるじゃないか。

「占星術」の本を読んでみたり、ネットで調べてみたりした。
ちょっと時間をかけて調べてみると…
なるほど、少しわかってきたかもしれない。

どのカードも、左下の絵は共通して
「占星医学」に関係するみたいだし、
たぶん色にも意味がある。

何より絵がやっぱり気になって…
この凸凹のある印刷が好きで、時々指でなぞっている。
出会った瞬間から好きな絵があるんだけど
これはどうやら僕の生まれた時の星に
関係している絵らしい、ということが
最近ネットでホロスコープを作れると知って、判明したこと。
調べるほどに、キリがない。
占星術の世界観、ちょっと面白いかもしれない。

それにしてもこのカード、作られてから何十年…?
だいぶ経っていそうなんだけど…
一体どこの誰が作ったんだろう!

Fin.

古めかしいカードと出会う旅のお話 3


 急にお腹が空いていることに気づいて
まず腹ごしらえをすることにした。

近くの、一見なんの変哲もなさそうなレストランに入ったんだけど
…ちょっと驚いた。

すごくきれいなブルーのステンドグラス、ドーム型の天井。
すごく昔のもので、戦時中も大切に守られていたんだって。
ここで食べた食事の美味しさを、一生忘れないだろうな。
食事中、教会にいる時より、神さまのことを考えたかも。

食べながら思ったよ。
ちょっとした選択と出会いが
大きく自分を変えるのかもしれないってこと。
この場所とも、時間を越えて
出会うべくして出会ったのかもしれないって
考えると面白いなって。
僕は、運命も神さまも信じてないんだけど。

骨董市でさっきのカードを買うことにした。
やっぱりすごく気になったから。
このカードの意味、解くことはできるだろうか?
わからない、だけど、変わり映えしない日常に
新しいワクワクが生まれるだけでも十分だ。

続く。

Photo by Ayumu Aizawa (Melancolia Storytelling)

2020年11月14日土曜日

古めかしいカードと出会う旅のお話 2


クリスマスの前の特別な季節、
街はいつもより賑わっているみたい。
そしていっそう美しかった。
日本とは、空気の、光の色が違うようなんだ…
黄金色、というような。
街並みの美しさとマーケットのもの珍しさに見惚れながら
あてもなく歩いていると、骨董市を見つけた。

何かお土産になりそうな
面白いものはないかな、と眺めていると
並べられた引き出しの中に、古そうなカードを見つけた。

絵と…よくわからない記号が書いてある。
古い印刷の感じ。
何枚かあって、すべて色が違う。
トランプでもタロットでもないよな、
ゲームか占いに使うのだろうか。

店番のおじさんに聞いてみたけど
年代も、何に使うかもよくわからないみたい。
たぶん混ぜて引くんだろう、ってジェスチャーで教えてくれた。

占いには興味がないんだけど
絵が意味深で、何かが込められているような。
なんだか妙に気になるな…。

続く。

Photo by Ayumu Aizawa (Melancolia Storytelling)

古めかしいカードと出会う旅のお話 1



もうすぐクリスマス、という時期に僕は旅に出た。
旅先はヨーロッパのとある街。
旧市街の残る素敵な街並み、だけど静かな、小さめの街だ。

初めて来たし、実は特にここに来る理由はなかった。
友達が以前行って「よかったよ」って言ってたことを
ふと思い出したから。

とにかく、僕は日常を離れる必要があったんだ。
毎日同じことの繰り返しで
生きてる意味が分からなくなりそうだった。
人生ってそれだけじゃないだろう?って。
ワクワクする、面白いことを探しに来たんだ。
自分に新しい風を入れるために。

続く。


Photo by Ayumu Aizawa (Melancolia Storytelling)


2020年11月4日水曜日

12星座のカード 全12枚セット



12星座のカード 全12枚セット
Astrology Cards

西洋占星術の体系をベースに、神話や伝承、
太陽が12星座を一年かけて運行してゆく
それぞれの季節感も交えて創作した
活版印刷のカードです。

シャッフルし、引いたカードを裏のまま回転させて
「角」を選びます。その絵柄を読むことで
星座の象意の、より具体的なイメージに結びつきます。
付属の解説書とともにメッセージを紐解き
イメージを自由に膨らませてお楽しみください。

- 異国の蚤の市の片隅で、謎めいた絵柄と記号の並ぶ
作られた経緯も年代もよくわからない
ミステリアスなカードと出会い
心のままに持ち帰って、紐解いてみるように -

切り紙やペン画で描いたモチーフを
少しくすんだ色合いで印刷し
魔法陣のようにどの角度からも眺めていただきたい
デザインにしました。
素材の風合いにもこだわってお作りしています。

活版印刷:緑青社製
(印面はカスレ具合など個体差があります)
カードのサイズ:100mm × 100mm
解説書 16ページ
手製の箱入り

5,500yen taxin


活版ならではの凹凸、カスレの味わい…
なでた時の気持ちよさ。
上質な紙との調和した触り心地をお楽しみください。

裏面もアンティーク調の金色で
紋様を活版印刷しています。

手製本の解説書がつきます。
カードの絵柄の説明や、遊び方を記載しています。



手製の箱に入っています。
スタンプを押して制作しました。


このようなパッケージでお届けします。





12星座のカード 






西洋占星術の体系をベースに、神話や伝承、
太陽が12星座を一年かけて運行してゆく
それぞれの季節感も交えて創作した活版印刷のカード
各星座1枚ずつ、封筒とのセットです。

付属の解説書とともにメッセージを紐解き
イメージを自由に膨らませてお楽しみください。
バースデイカードにも。

切り紙やペン画で描いたモチーフを
少しくすんだ色合いで印刷し
魔法陣のようにどの角度からも眺めていただきたい
デザインにしました。
素材の風合いにもこだわってお作りしています。

<内容>
カード1枚
活版印刷:緑青社製(印面はカスレ具合など個体差があります)
サイズ:100mm × 100mm

封筒1枚
スタンプ印刷(印面はカスレ具合など個体差があります)
サイズ:125mm × 125mm(郵送時は「定形外」の扱いとなります)

解説書1枚 二つ折り、半面にはメッセージが書けます

各星座 660yen taxin



活版ならではの凹凸、カスレの味わい…
なでた時の気持ちよさ。
上質な紙との調和した触り心地をお楽しみください。

裏面もアンティーク調の金色で
紋様を活版印刷しています。

このようなセット内容です。(画像は「魚座」)

封筒は1枚ずつスタンプを押しています。
二つ折りの解説書の半面にはメッセージが書けますので
バースデイカードにいかがでしょうか。




:::各星座のカード:::
私の中の各星座のイメージに合わせて
インク色を緑青社さんに手作業で調合していただきました。
その時にお伝えしたイメージとともにご紹介します。

1.牡羊座
 戦士。血の色、炎の色。日の出の太陽の燃える色。

2.牡牛座 
 春の草原。植物の緑。喜び。安心。

3.双子座 
 空色。空気。軽快。爽やか。子どものような。

4.蟹座
 銀色。月光。
少し緑がかった落ち着いた海の色。女性性。

5.獅子座 
 金色。黄色。太陽。王様の輝き。

6.乙女座 
 制服のような紺。慎ましさ。
控えめ。落ち着き。賢さ。

7.天秤座
 薔薇色。上品。洗練。愛と美の女神。

8.蠍座 
 秋の実の色、葡萄のような。深味。
闇。秘密。

9.射手座 
 ロイヤルブルー。精神の高貴さ。
宇宙、海、広大なもの。

10.山羊座
 森。山。冬の緑。
長生きの木。長老の落ち着きと貫禄。

11.水瓶座
 モーヴと灰色の間のような、一言でいえない色。
中性的。透明感。
 菫。電気を含んでいそうな雲。 

12.魚座 
 水の色。海や湖。涙。神秘。
でも、かわいさもある色。

Mikazuki Records ロゴデザインのお仕事






【お仕事のご紹介】
シンガーソングライター よしひろあさこさん
この秋、新しいCD『月の歌を聴いていた』を
発売されました。

あさこさんのレーベル名(でいいのかしら)の
"Mikazuki Records"
そのロゴデザインをさせていただきました。
CDにもところどころに小さく印刷されています*

三日月のうたう歌が星となり
ho ho ho 夜空に浮かんで
地上のお花に届く…
離れていても歌は届く。
そんなイメージで描きました。

ご近所さんでもあるあさこさん。
鎌倉で同じ月を眺め
同じ山でフクロウの歌を聴き
言葉にならない何かを
同じように感じているような。
だからか、この音楽たちから
親しみのある温かなものを感じますし
何より、あさこさんの内に秘めた
「キラキラ」が伝わってきます。

このロゴ、DMでビュンと依頼されて
サササと、こんな感じー?とポーンと打ち返したラフが
ほぼそのままのカタチで仕上げることができ
「こんなに即OKのご依頼仕事があるのか…!」と
驚いたほど。ありがたいことです。

CDの他にも、シングル配信やサブスクリプションなど
さまざまに展開されているみたいなので
(私としてはぜひCDで、ロゴを見てみてほしいです♪)
詳しくはあさこさんのインスタを
チェックしてみてくださいね。

よしひろあさこさんのfacebook