2019年11月29日金曜日

*水色の月・11月のお話*



古いケルトの文化では11/1が一年の始まりで
その前日、大晦日に
すべての火を新しく灯しなおすのだと。

自然の営みが実りのときを終え
眠るような冬を迎える。
人はどうだろう。
夜が長くなり、星と語る時間が増してゆく。
自分の心のなか、闇を見つめ直す。
寒さのなかで、本当に欲しいものを問う。

暗闇で迷った時には
新しい火が心に寄り添ってくれるように祈る。



星に火をつけるような
もしくは星から火をもらっているような
不思議なマッチの箱には
ブラックソーンのような植物を描きました。
棘が多く不吉と言われることもあるそうですが
春にどの木よりも早く
真っ白な花を一気に咲かせるそうです。

冬と春、死と生の境目に立つ生命の象徴として
また、困難に打ち負けないための魔除けとして
白く柔らかなウサギを守るように
周りを囲って描きました。


この絵は手元にあります。
販売もできますので、ご興味のある方は
メールにてメッセージいただけたら
詳細をご連絡いたします*

2019年11月8日金曜日

個展 "闇と光のユール" 開催します




11/27 作家在店日、追記しました

tegamiya solo exhibition
闇と光のユール
Yule Blessings

2019 12/7 sat - 15 sun

場所

草舟あんとす号


植物の本や紙小物、カードリーディングのお店
[会期中] OPEN 12:00 - 18:00
      水曜、木曜定休
JR武蔵野線 「新小平駅」より徒歩6分
西武国分寺線 「小川駅」より徒歩8分
〒187-0032  小平市小川町2-2051
TEL 080-1330-5452



ユール(冬至祭)は、もっとも夜が長く暗い冬至から
新しい太陽が再生し光が復活してゆくことを祝います。

古くヨーロッパの西、北の地域の言葉
地域によって聖ルチア祭(12/13)、冬至
クリスマス、新年と
大切な冬の祝日を含む期間のようです。

暗闇のなかから新しく生まれなおすこと。
まだわからない未来を祝うこと。
迷うものの道しるべになるもの。
季節も命もめぐり続け、想いは輪を描き続けること。

小さな絵や季節のオーナメントをメインに、
新作のレターセットやカードなどの紙雑貨
(スペシャルな方に手伝っていただき
いつもとは一味ちがうものも
ご用意できるかもしれません…!)
新しい年、新しい時間を祝福する
ユールのためのtegamiyaおみくじをご用意します。

*作家在店予定*
7日(終日)
10日(ライブ設営のため店内不在の時間あります
13日(14〜17時ごろ)
15日(14時〜閉店まで)
時間はおおまかで、当日変動する可能性があります。
Twitterでお知らせします。


::: SPECIAL LIVE EVENT :::
Melancolia Storytellingによる演奏会を開催します。
*感謝!満席となりました*

*日時*
12/10(火) 18:30より開演(約45分間)

*料金* 2,500yen
tegamiyaからのspecialなおみやげつき

*ご予約*
Melancolia Storytelling(相澤さん)へ
メールにてご連絡ください。

◯展示会場となるあんとす号さんは
ライブ当日のみ18:30までお店を開けてくださいます。
ライブ前に展示をご覧いただくこと可能です*

Melancolia Storytellingさんは…
歌う人、奏でる人、本を作る人。
深い闇も悲しみも知るから
美しさや、やさしさをみつけられる人なのだと思います。
今回、私のユールの作品をもとに
新しい音楽を作っていただけることになりました。
その尽きない創作の泉から
ともに暗闇と新しい光の物語を探してくださいます。
どんな音楽が生まれるのでしょう。
どんなユールの音楽会になるのでしょう。
みなさんと過ごす特別な冬の夜、楽しみです。





---お守りのようなもの。
誰かに何かの力をあげる。一人だけ。
その人に届ける。
出会えるかはいつもわからない。
必要としている人に届きますように、と
祈りながら作る ---





2019年11月3日日曜日

15年。ありがとうございます




tegamiyaができて15年。

15年前の今日、お客さまの前で
初めて作品を並べて販売をした日。
(遠すぎてぼんやりな記憶。
記録によるとそうみたいです。)

その一年後に作った作品をまとめてできた最初のカタログ。
今見るとひゃー恥ずかしい、となるけど
希望とやる気に満ちた
その時の精いっぱいの手抜きのない全頁に
今これ作れないな、というすごみもある。

ひらがなでスタートした「てがみや」は
その後ネット普及でのワード検索のしやすさや
海外お取引(オーストラリアやイギリスに卸していました)
のいろいろで「tegamiya」表記がメインになったけれど
そのくらいしか一見変わらずにいる。

変わらないね、と言われることがうれしくも思う。
同時に、変わってもいいかも、とも密かに思っている。

たくさんの人と場所と
ご縁の結び解きの繰り返し。
15年選手の作品たちも
実はどれもマイナーチェンジをしているし
よい方へ常に変え続けてゆきたい。
立ち止まったり、違うやり方をしてもいいように
最近思い始めたり。風の向くままに。

みなさんももしタイミングが合って
風が向いたときは
作品を観たり手にとって
絵を飾ったり、お手紙書くのに使っていただいたり
気軽に声をかけていただけたらとてもうれしいです。

ありがとうございます!