2019年1月29日火曜日

水瓶座のオーナメント






12星座のオーナメント
「水瓶座」

新しい川を生み出そう。
境界を超えて。あらゆる壁を壊して。
みんなそれぞれ違っていて当たり前。
手をとりあって真新しい夢を抱こう。

一点一点手でカットした切り紙のオーナメントです。
手作り作品のため、画像とデザインが多少異なる場合があります。
(画像はサンプルを撮影したものも含まれるため
お届けするものと個体差がある場合があります)

*解説書つき

本体のサイズ:直径約75mm
糸の長さ:約200mm
箱のサイズ:約105×105×27mm

6,000yen taxin

*繊細な作品のためお取り扱いにご注意いただけますと幸いです。
*星の部分は開くと立体的になります。
 糸の上をすべらせてお好きな位置に移動させて飾ることもできます。
*日光により変色したり、湿気でたわんだりしますが
 素材の経年変化も含めて永くお楽しみいただければ幸いです。




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2019.1.29

水瓶座は新しい開拓をイメージします。
堅固に組織された社会は、大きなことを成し遂げますが
その代償に一人一人の生きやすさが見失われるかもしれない。
その一人一人の個をみつめ、大切にし、救ってゆくのが
水瓶座の世界だと思っています。

水瓶座に星を持ってる方はもしかしたら
周囲の人から「変わり者」と言われていたり
自分でもそう思っている、かもしれません。
(私も水瓶に強い星を持っていますので、実体験なんです)
大多数の人からみたら、小さな一人を大切に思って
大きな行動を起こすことは、ヘンに見えるのかもしれません。
でも個が生きずして、その社会は真に幸せになれるのでしょうか。

皆の「当たり前」に屈せず
新しい理想(ユートピア)を追いかけて
今までとは違う視点の未来へ向かって
革新、開拓してゆく。
そんなイメージで作りました。

星を大きく描いたのは、タロットの「星」のような
新しい未来への道標、希望をイメージして。
水瓶から溢れ出る水は、大地に新しい川を作っているように。
雪が溶けて川を作るように。
寒いころから咲いて、新しい季節を告げる
スノードロップを描きました。
スノードロップの花言葉は希望。
ユートピアがどこにあるのか報せてくれそうな鳩も
風にのって飛んでいます。


2019年1月26日土曜日

*1月のお話* 水色の月


寒い日。
夕暮れ時の空があまりにきれいな色。
この世のものではないような穏やかな白い月の顔を
部屋から一人でみていた。
この世界は、どんなに孤独か。
その切なさとうれしさを教えてくれるような。

雪が降った日。
朝起きたら深い白に覆われていた。
真っ白な上を、キツネ色の猫が
ときどき振り返りながら歩いていった。
寒いとも、冷たいとも、不安だとも言わずに
ただ今日を、振り返りながら歩いてゆく猫。

この二つの冬の日が
どうしても描きたくなり、何度も何度も、色を重ねた。
始めたばかりの水彩は思い通りにならず
私には難しすぎるのかもと
途中で諦めたくなる気持ちをおさえて。
つたなくても「真っ白な紙のままのほうがよかった」
ということはないと思って。

たどり着いた風景は
私が想像していたものとは少しちがう気がするけど
こんな新しい風景にも出会えるのか、とも思った。

代わりに、ある人は
この絵の前に立って「懐かしい」と言った。
「この絵の風景の中にいたことがあります」と。

もっと上手く、速く、思い通りに
たどりつける人はたくさんいる。
でもなぜか、まだみたことのない
「私」と「誰か」の風景に出会いたくて
苦しいのに、また絵を描く。

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原画は販売済みです
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2019年1月6日日曜日

あんとす号さんの会、ありがとうございました



個展の会場としてお世話になるのは、初めての場所
なのに始まる前から安心していました。
この場所、この庭に寄り添い集うみなさんと
ずっと前からすでに「約束」をしていた気がするような。
なぜでしょう。いまだに不思議です。

その小舟のようなお店で10日間、旅をしているようでした。
曇ったり晴れたり雨が降ったり、部屋を満たす光が刻々と変わりゆくなか
観てくださった人の瞳のなかで、絵の世界がさまざまに色づき
私も知らない、新しくも懐かしい景色が広がっていることを
お客さまの横顔や背中から、感じることができました。

白鳥は、湖からひとつひとつすくいあげられ
その方に縁があったり、頭のなかにあるものと似ていたり
その方の好きなものだったりが描かれた
ぴったりのカードとともにお持ち帰りいただきました。
これもまた、この場所とみなさんで起こした不思議のひとつ。





人の生き方や自然との関わり方に深く感心を持ち続けている
草舟あんとす号店主さんの導きで
さまざまな想い、それは悲しいことも辛いことも含めて
お話することができました。
深くなればなるほど、美しいだけではないので
今まであえて語らなかったことも。
聞きたいと言ってくださった方に、少し語ることができました。
創作について悩んでいたことも
時間をかけて一緒に考えていただいたり。

これはもう、絵の展示というか、私の生き様と
観てくださった方の人生との交差点のようでした。
私が発信したものをもとに
お客さまとふだんは語らないような深さで対話する
(心のなかで、も含めて)
私にとって、新しい展示のあり方でした。

絵とは本来そういうものでもあると思うのですが
雑貨を作る作家として、長い時間を歩んできた私にとっては
「かわいいかたち」「すてきな色の組み合わせ」
「たくさんの方に手にとって使っていただくこと」
を追いかけてきた中で

「寂しさって、こんな空の色ですよね」
「不安はどこからやってきて、なぜ感じるのだろう」
というような
こんなところまでみせてしまって大丈夫なのだろうか?
そして
なぜこんな深いところまで同じように感じてくださるのだろう、
受け止めてくださる方がいらっしゃるなんて!という
驚きの連続なのでした。

これは一人の表現者として、
「私の周りには受け止めてくださる感受性の方がいるのだ!」
という大きな自信にもなりました。

自分で描いた絵たちですが、
各お店でたくさんの方に観ていただいて
その絵らしさを育てていただいた、
そしてこれからみなさまそれぞれの『水色の月』が始まる…
そんな気がしています。







個展すべての期間を含めて、出会いたい方に出会えたようにも思います。
新しい可能性を、私に授けてくださった方もいらっしゃいます。
たくさん収穫した種を、これからゆっくり育ててゆきます。
さてどの種から始めましょうか。
私の身体はゆっくりしか前に進めないみたいなので
少しお休みしてから、また一歩ずつ始めたいと思います。

気にかけていただいたすべての方に感謝!
貴重な場所を共有させていただいた
シャララ舎さん、Amleteronさんにも本当に感謝です。
すばらしい日々をどうもありがとうございました。



2019年1月3日木曜日

【注文の多い文具展】参加します


【企画展に参加します】
注文の多い文具展
2019年1月9日(水)-28日(月)

場所: ranbu
12:30-19:30 火曜休
TEL 06-6345-7122
大阪市北区大淀南1-4-20 長谷川ビル202,301


当展は注文の多い文具展ですから
どうかそこはご承知ください
「実用的だけでは足りません、
どうかそこにかわいさを加えてください」
「こだわりの文具を望みます」
「毎日持って歩く相棒です。私の生活に花を」
全国からこだわり文房具が集まります。


【注文の多い文具展】には初参加です。
毎年盛り上がる企画だそうですよ!
出展の方々も豪華です*
「なるべくたくさん」というranbuさんのお言葉を鵜呑みにし
ものすごい量の紙雑貨を作りまくってお送してしまったのですが…
悲鳴をあげられてしまうかもしれません(いまさら心配に)

カレンダーや、12月に発表した最新作をはじめ
今までのtegamiyaの紙雑貨をかなり網羅しています!
原画も2点ほど、お送りしています。
この種類と量を関西で観ていただくこと、
なかなかこんなすてきな機会はないと思うので
紙もの・文具が大好きな方、ぜひ足をお運びくださいね。









2019年1月1日火曜日

2019年

明けましておめでとうございます。
今日もマイペースに封筒を作っています。
今年もよろしくお願いいたします*

hanauta# さんの歳の市でいただいたお花
この絵と合わせて飾りたくてチューリップを選びました。
明るく優しい色、穏やかで幸せです…
こんな優しいものたちのように
優しさに囲まれ、私も優しさをお返しできるような
平らかな年になりますように。
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絵は通販もできますので、ご興味のある方は
メッセージくださいませ。
価格やサイズ、詳細の写真などお送りできます。