2016年9月30日金曜日

tegamiyaオリジナル琥珀糖のご紹介

shalalasha × tegamiya

今回のカレンダー展にあわせ
琥珀糖専門店シャララ舎さんに作っていただいた
tegamiyaデザインの琥珀糖のご紹介です。
私の描いたデザイン画をもとに、
たいへん美しく作っていただきました。

10/1より個展会場であるシャララ舎さんにて
限定販売していただきます。
その後、11月に巡回するmolnさんでも
お取り扱いいただく予定です。


マスカット味の湖と、ブドウ味の星空。
水面の光や、空に浮かぶ一角獣は、切り抜いたシートの上に
粉砂糖やキラキラのオブラートをふりかけてもらいました。



目の前にあるのがたとえ小さな庭でも
湖やたくさんの木々を想い描こう
やさしい鳥たちを招こう

マスカット味の湖に、洋梨味の白鳥が泳いでいます。
粉砂糖とオブラートの水面がきらきらと。



私たちがいた場所へ
背中へのせてつれていって
冬の大三角こえて

葡萄味の琥珀糖にうっすら浮かぶ一角獣座。
食べる前に光にかざしてみてください。
氷の上に写しとった夜空のよう。



森でひろった小壜のふたを
あけてみたら茜空
子どものころにみた夕焼けの色
魔法をかけたのは宵の月

蜂蜜、青りんご、ブラッドオレンジの小石に
洋梨味の白鳥とマンゴー味の月がひとつずつ隠れてる。


2016年9月24日土曜日

個展へむけて

いよいよのこり一週間。
できるだけ多くの紙雑貨を並べられるよう頑張っています。

一ぴきずつ描いているねこのカード。
ピクニック気分のレターセット。
お花のかたちに切り抜いて、色鉛筆で彩色しているカードなど。
手間がかかり、たくさんは作れませんが
もらったり飾ったりしてうれしくなる方がいますように、
と祈りながら。






2016年9月13日火曜日

カレンダー展 "HOUSE OF SEASONS" のお知らせ



molnさんの営業時間を更新しました。
(2016.10.28)

季節はめぐり
いつのまにか遠くまで歩いていた
ときにはあの場所を想って
胸のおくに像を結びながら

tegamiya 2017 カレンダー原画展
"HOUSE OF SEASONS"

鉛筆で季節を描き、2017年のカレンダーをつくりました。
原画作品の展示、カレンダーと手づくりの紙雑貨を販売します。
カレンダーの詳細はこちら →Click!

●2会場へ巡回します。どちらもすてきなお店です。
●塗り絵ワークショップを行います →Click!
●どちらのお店でも新作のtegamiyaオリジナル琥珀糖を
 販売していただける予定です。

詳細は、作家在店日はこのblogやtwitterでお知らせいたします。
twitter: @tegamiya_zakka

みなさまにお会いできるのを楽しみにしています!


10 / 1 sat - 23 sun  -----------------------------------
琥珀糖と喫茶のお店
OPEN 11:00 - 18:00
月曜定休(10/10営業、10/11休)/水・金曜は21:00閉店
都営新宿線「本八幡駅」A6出口、京成電鉄「京成八幡駅」より徒歩7分
JR総武線「本八幡駅」北口より徒歩12分
〒272-0824 市川市菅野1-14-9  TEL 047-713-3112

作家在店予定日
1日(11〜17時)、8日、9日、16日、23日(14〜18時)
*時間のかいていない日は終日在店です。
お昼に1時間ほど休憩をいただきます。

11/ 3 thu  - 20 sun -----------------------------------
物語の詰まったアンティーク・アクセサリー・雑貨のお店
OPEN 11:00 - 18:00* 月・火曜定休
*12日はおおはた雄一さんのライブのため15時で閉店
「鎌倉駅」西口より徒歩3分
〒248-0012 鎌倉市御成町13-32-2F TEL/FAX 0467-38-6336



モノクロの大人が楽しめるカレンダーをつくりました。

2016年9月3日土曜日

個展"HOUSE OF SEASONS" DMできました



カレンダー原画展のDMが刷り上がりました。秋色。
これから過去にご住所いただいたお客さまにお送りします。
ご希望の方にはお送りしますので
tegamiya11*yahoo.co.jp
*を@に変えてご連絡ください。

下記のすてきなお店でも配布いただいています。(9/15現在)
・moln(鎌倉)
・シャララ舎(本八幡)
・amleteron(高円寺)
・marone(木更津)
・コトリ花店(小平)
・紙と布(谷中)
・八月の空(吉祥寺)
・Creative Space 890(都立大学)
・from afar 倉庫01(蔵前)





2016年9月1日木曜日

ツバキ文具店



小川糸さんの『ツバキ文具店』を読みました。
主人公のポッポちゃんは「手紙屋さん」、
勝手に自分に重ねて読ませていただきました。
「理想の私」「未来の私」と言ったらよいのか。

小川糸さんの新しい本が鎌倉を舞台にしていると聞いて、
久しぶりにハードカバーを買いました。
名久井さんの装丁も、しゅんしゅんさんの絵も好きだったので
これはきっと買って後悔することはないだろう、と。
本屋さんで、紙を確かめ、インクの色をみて
それだけで好きになって、
もったいなくて毎日少しずつ読みました。

ポッポちゃんは私の大好きな町、鎌倉で
ひとりで文具屋さんと代筆屋さんをして生活しています。
お願いされたお手紙のために文面を考えて
ふさわしい紙を選んだりインクを選んだり…。
やさしい人たちに囲まれながら、
穏やかで無理のない等身大の生活をのんびりと、
でもいろいろなことを考えて、過ごしています。

鎌倉の風景が目に浮かびます。
においまで、してくるような気がします。
実際にある私の好きなお店や場所も出てきます。
お取扱店のmolnさんのそばの、sahanさんも!
気になっていたけどまだ入ったことのないお店や、
初めて知ったことも。
今度行ってみよう、やってみようと思いました。
八幡宮で「おはらひさん」いただいてみよう、とか。

tegamiyaは、代筆こそできませんが
お手紙を書くひとの「舞台装置」として、
カードや便せんや封筒を作っています。
近しいひとに気持ちを届けるときに
書いているひとも、読んでいるひとも
ひととき特別楽しく過ごせますように、
ずっとこころに残りますようにと。

手紙やカードなど「言葉を書くこと」の魅力に
気づいているひとは、私のまわりにはたくさんいます。
速すぎる現代のスピードに疲れているひとも…。
私自身をふくめて。

速くなくていい、ゆっくり考えていいよと
この本は言ってくれている気がします。

ポッポちゃんも作中で「手紙屋さん」と呼ばれていましたが
tegamiyaも、だれかとだれかをつなぐこと、
のんびりじっくりとする時間を
届けていける存在になりたいと思います。