2020年5月11日月曜日

原画 Silver Bow






5. Silver Bow
新月前

ディアナの銀の弓が引かれ
金の矢が東の空を走る
誰もそれを知らずに
静かに夜明けを待っている

○厚紙にアクリル、水彩で描いた原画です。
○ぶら下げて飾ることができる紐付き、
複数の糸を手編みしてお作りしています。
○小さな本のような言葉も添えてお届けします。

サイズ/ 約117mm × 200mm × 27mm 
販売済です



本を読んでいると、五月祭が開かれる日とされている日が
いくつかありました。

1. 五月一日
2. 五月の新月の日
3. 五月の満月の日

カレンダーがなく、月齢をみて生活していたずっと昔から
大切なお祭りは月のリズムで開かれて。

新しい時間の始まり、という意味では新月に
自然のパワーが満ち満ちて生き物が歓喜する、
という意味では満月にふさわしい。
どちらも胸に迫るものがあます。

中でも、私にとっての五月祭のイメージとして
東の空が明るくなり、いよいよ太陽が昇りくる夜明け前
その高揚感、期待感、変化に揺れ動く気持ちを
今の想いとして描きたくなりました。

そしてその空に
太陽より一足早く昇った
弓のように輝く細い月が寄り添い
女神の引いた矢がひゅーん!と
走ってゆくような気がするのです。

まだ眠く静かな時間に
ドラマティックに変化は始まっている。

こんな月が見られるのは新月前の夜明け。
これから始まる新しい世界を
あと何日、と数え、準備をしているような
青い時間。










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