2019年5月28日火曜日

"メイポールの下で" 幕をとじました




連日、本当にたくさんの方におこしいただきました。
いろいろなかたちで気にかけてくださったみなさま、
ありがとうございました。

驚くほど、感性の柔らかく豊かなお客さまたち。
メイポールを知らずとも、お話に耳を傾けてくださり
それぞれのお客さまの目に喜びの五月祭が広がっていること、
その輝きでわかりました。

大切なご家族やご友人にと…選ばれる方もとっても多くて。
絵を前に涙される姿には、こちらが洗い流されるよう。

こんなに”春”を満喫したのは初めての経験でした。
誘ってくださった篠田夕加里さんに感謝を…。

ゆかりさんの記事、ご覧いただければうれしいです。
https://www.instagram.com/p/Bx80qn3lfym/?igshid=1q88pnwk91p2m


代わりに私は自分の話をしてみます。
長ーくなってしまったので、もしよかったらで◯



私の作品作りは「森」のようだ、と以前より
ときどきお声を寄せていただいて。
たしかに、底知れない場所で
木漏れ日や、悲しみの深い沼や
未知の動植物との出会いを
一人、迷いながら探し続けているようです。

ゆかりさんはそんな森にポーンと現れて
「広場で五月祭をするからさ!
森からなにかいいものを持ってきてね♪」
と声をかけてくださいました。

私の森にはなさそうな、リボンも少女もダンスも
ゆかりさんのそよ風のような絵と一緒にならべたいものも
悩みながらも、意外とたくさんみつけることができて。
ヨーロッパの文化を勉強しはじめていて
すでに手元に資料もそろっていました。

広々な広場を用意してくださった葉っぱ小屋さん。
「せっかくゆかりさんが結んでくださった機会、
森ごと持ってきても大丈夫ですよ♪」
充実のラインナップ置かせていただきました。
happa doさんの動物たちのゆるりな表情と
丁寧な糸運びに励まされながら。

5月の広場は、ぜんぜん作風のちがう3人の作家が
不思議とやわらかい調和を奏でていました。
そこへあんとす堂さんが
やさしく明るい魔法のような言葉をふりかけて。
たくさんの方が想いを寄せて集まってくださり
メイポールの完成!

このとき、この場所で、ぴったりと心の奥が合っている
奇跡に立ち会えたみたいです。


いっぽう私の内心は、楽しみな反面
つい最近まで不安と緊張ばかりで。
こんな素晴らしい人たちがそろって
ぜったいによい会になるに違いなかったから。
前回のメイポールが、黄金色や桃色のような
すばらしい会であったことを知っているから。
その到達点が見えていたから
自分の力が足りるのかと焦りました。
反省点も山ほどあります。

だけど、後悔のない努力の結果が、奇跡なんだと思えています。
私のたくさんの至らなさと不器用さを、許し補ってくださった
チームメイポール2019に、心をこめて感謝を。

広場で遊ぶ美しく楽しい日々を思い出に、私は森に帰ります。
でもなんとなく、これからの森は一人でない気もしています。




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