2026年1月14日水曜日

隠秘植物園Ⅱ guestご紹介 Sally Lunnさん




【隠秘植物園Ⅱ guestご紹介 * Sally Lunnさん】

中世ヨーロッパ古楽奏者のSally Lunnさん。
会場音楽としてSallyさんの参加された2つのアルバムから
音楽をかけさせていただき、CD販売もいたします。

Sallyさんは音楽家として中世の香りたつような音楽を
今を生きる私たちに届けてくださるだけでなく、
中世の生活をその手で実践するように、自ら楽器をつくったり、
祝祭を催したり、糸を紡いだり、くるみからインクをつくったり、
羽ペンや蜜蝋キャンドルをつくったり、鍛冶屋さんで鉄を打ったり。
思想するだけでなく体現する、そのお姿にいつも心が動かされます。

「隠秘植物園」の作品たちは、Sallyさんの奏でる音を聴きながら
描いた作品も多いことから、前回に引き続き今回も会場で
みなさまにも聴いていただけたらと思いお声がけさせていただきました。
この機会にぜひ中世音楽をお楽しみください。

*展示作品「Green Man」の絵の背景に書いた文字は、
Sallyさんからいただいた手づくりのくるみインクで書いたものです。


以下、作品をご紹介します。敬称略

⚫︎「BELLS」

鍛冶屋と糸つむぎ(Sally Lunn/小松崎健)

-tegamiyaより-
プサルテリウムとハンマーダルシマーの金属的な響き、
シンプルな音だからこそなのか、記憶の中へまっすぐ届いて
眠っていた感情が起こされるような感覚になります。
それは遠い昔、広場で、夕暮れの丘の上で、山々の向こうで、
教会の鐘の下で聞いた音のよう…そんな過去はないはずなのに、
この湧き出る郷愁の気持ちと涙はどこからくるのか不思議。
Sallyさんの音楽にはいつも風景が浮かんできます。
3曲目、山の上に立つモンセラート修道院の聖歌から、
「地の果ての園」のある場所は険しい山々を越えた先にあのでは…
というイメージが膨らみました。



⚫︎「Haut et Bas
~La Musique Médiévale et les Bruits à cette époque
大音から小音まで~中世の音楽と時代の騒めき」

Artisan Bruyant アルティザン・ブリュイオン
(近藤治夫/Sally Lunn/蔡怜雄)

-tegamiyaより-
「BELLS」とは対照的にさまざまな楽器や歌や語りも入る、
豊かな音色を楽しめます。なかなか聴く機会のない古楽器、
民族楽器の音色は「土(自然)に近い」感覚がしてわくわくします。
どの時代のどの国にいるのかすっかり忘れて
没頭させてくれるような音楽です。

どちらのCDも物語を感じさせるライナーノーツも魅力。
美しい音楽に、え!?と思うような解説があったりと、
神話や民話にもあるようなこわさや面白さも含めた
人々の想像力が感じられたり。
そこに添えられた言葉で音楽の世界が広がります。


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