2015年12月16日水曜日

書を捨てよ町へ出よう



まだまだ知らないすごいものが、世の中にはたくさんある。

先日、偶然にチケットをいただいて
東京芸術劇場へ『書を捨てよ町へ出よう』を観に行きました。
寺山修司にも興味があったし、衣装もミナペルホネン。
しかも前から2番めのまんなか…とっても良い席。
いろいろな偶然が重なって、初めての演劇を鑑賞しました。

手の届きそうな目の前で、役者さんが生き生きと
言葉を発して、瞬きをして、視線が飛んでくる…なんて迫力。
あらかじめ準備された身体の動き、しなやかさ。
舞台の右と左、前と後ろで違うことをしているし…
気づくと緊張で全身がしびれていました。
なんだこの世界!と驚きを隠せません。

内容は、現代アートのような…わかりやすいものではありません。
どんなメッセージが含まれていたのかも
私にはいまだによくわかりません。
でも生きたパワーに圧倒され、魅了され、混乱し、
緊張はミナの衣装に癒され、とにかく新しい感覚、衝撃でした。
わかりにくいものだからこそ、それぞれの役者、制作者、観客が
何を表現したかったのか、どのように受け取ったのかを想像すると
気になってしかたなくなりました。

観終わった後、身体はへなへなとしていましたが
気持ちは爛々と、興奮していました。
本当によい経験をさせていただきました。
またいつか、劇場に足を運びたいと思います。



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