まだまだ雪の残る、でも日差しが温かい日。
今日は東山魁夷記念館に行きました。
我が家から電車で一駅、頑張れば歩ける距離の
小さな美術館です。
とても有名な日本画家「東山魁夷」。
私も何年も前から知っていましたが、
実は今まであまり興味がなかった人でした。
なんだか「よくある絵」な気がして。
最近テレビで、京都をテーマに描かれた『年暮る』
という作品が取り上げられていて興味がわき、
『今、ふたたびの京都』という本を手にとりました。
私の大好きな京都を、しっとりと、いきいきとした色で
描く絵をみて、とても感動しています。
切りとられた情景、時間、空気も絶妙な…。
「幻想的な絵」が多い人と思っていたのですが
画家が各地を歩いて実際にみて描いているものが多いことも知り、
目の前にある自然の美しさや、町の中にふと現れる情景に
純粋に感動している画家の心が画面から伝わってくるようです。
本当に色が美しいです。
そしてタイミングよく現在(〜2/3まで)の展示内容は
『古都を描く(前期)-京洛小景より-』でした。
『年暮る』のしんとした雪模様の前で、少し泣きそうになりました。
今、これがみれてよかった。
つぎはヨーロッパをテーマにした絵の展示も伺ってみたいです。
欧風の建物もとてもかわいらしいです。
休日にきても人が少なく、ゆっくりと楽しめます。
近くの中山寺。積もる雪がとても似合います。
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