2019年8月31日土曜日

*8月のお話*水色の月



8月の絵も今日でおしまいです。
とてもとても長くて、短いような。
いろいろな夏、それぞれの方の一度だけの夏。

由比ヶ浜できれいな夕日を見たあと、
山のなかの家に帰ってきて感じたことを
そのまま絵にしたもの。

嘘みたいにきれいなものが一瞬で去っても
私の心には残っている。たしかに。
あの日あの時の夕暮れ、
同じものを目にすることができなくても
絵になら描ける。
言葉にならできる。
それを誰かがみつめる。
その人が、違う夕日を思い出す。
なんだか不思議なことですね。

グラスの海のにじみも一期一会で
今となってはどうやって描いたかわからない。

この絵をご覧になった方が
毎日きれいな夕日がみたくて
海の近くの家に引っ越したお話を
してくださいました。

そう言えば今年は
花火も海の家も夕やけの海も盆踊りにも
いってないなあ!

でも、たくさんの海に行った気持ち。
絵を観てくださった方の心のなかの海に
おじゃました気分です。
さまざまなお話してくださり
ありがとうございます。

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この絵は9/7まで、鎌倉のパトローネさんで
展示販売中です。
のんびり空を眺めながら
みつめられるのをお待ちしています。
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