2022年7月30日土曜日

詩画集 "海辺のrectangle"









"海辺のrectangle"
絵と言葉を11のせた、小さな手製の詩画集。
石のついた栞とのセット。

手のひらサイズの小さな本。
持ち歩くのもよいなと思って作りました。
かばんの中に入っていて
行き先が旅じゃなくても
海じゃなくても
胸がつまるようなことがあっても
開いて海を眺められるように。

一冊のなかの構成というのも
あんまり計画はせずに
ただ確かにある感覚(頭のなかにだけある海辺の町)
みたいなものを頼りに
一枚一枚描き連ねることで
つながっているような、いないような感じで
自然とできあがりました。


rectangleは「長方形」という意味
すべての絵は同じ長方形のサイズ。

海辺のシーンを、写真のように、目の前で見たかのように
(本当は、私の頭の中の幻影なのですが)
観ていただきたいという趣旨です。
なるべくシンプルな、幾何学的な面白さのある構図を
一粒一粒の粒子の色を意識しながら、描いてみました。

この風景
ありそうでなさそう
なさそうでありそう
あの海辺の街なら…ありそう。

色鉛筆の柔らかな空気感が
白昼夢みたいな絵のテーマ…
自然の神秘と人の情の交差点に
触れてみたいと思う私の気持ちに
よくマッチしているように思います。


現実との距離感や広がりを表したく
詩は「自分以外の人」に「英語」で書いてもらうという
新しい試みをしました。


クリップどめなので、バラバラにして
お気に入りの絵だけ飾ることもできます。

自宅のプリンタで印刷しています。
原画みながら何度も何度も色を調整しました。
オフセットと違い少しにじみが出ますが
夢の中みたいで、それもいいかなと思います。

表紙や背や栞は、紙色、インク色の
組み合わせをかえてさまざまにお作りしています。
どれが手元に届くかはお楽しみに。



フランスの古い本のページと
白の薄葉紙を使ってパッケージしています。
このまま贈り物にもしていただけたらうれしいです。
紙は古いものなので焼けや破れもあります。
味わいとしてお楽しみください。



栞には、小さな小さな石を糸に通しました。
海で拾った何気ない小石みたいな色カタチにひかれて。
後で調べたらラリマーという石だそうです。
「マー」は"mar"…海という意味。
(天然石のため形や色にはかなり個体差があります。
ご了承ください)

1,700yen taxin
約A7サイズ(74*105mm)/クリップ留め/
24P/手製本/栞つき

*お知らせ* 2022.07
制作環境変更により、本文英文書体が
写真に映っているものから随時変更となります。
(詩画集"海辺のrectangle2"と同じ書体です)
あらかじめご了承くださいますと幸いです。

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