"海辺のrectangle"
絵と言葉を11のせた、小さな手製の詩画集。
石のついた栞とのセット。
手のひらサイズの小さな本。
持ち歩くのもよいなと思って作りました。
かばんの中に入っていて
行き先が旅じゃなくても
海じゃなくても
胸がつまるようなことがあっても
開いて海を眺められるように。
一冊のなかの構成というのも
あんまり計画はせずに
ただ確かにある感覚(頭のなかにだけある海辺の町)
みたいなものを頼りに
一枚一枚描き連ねることで
つながっているような、いないような感じで
自然とできあがりました。
*
rectangleは「長方形」という意味
すべての絵は同じ長方形のサイズ。
海辺のシーンを、写真のように、目の前で見たかのように
(本当は私の頭の中の幻影なのですが)
観ていただきたいという趣旨です。
なるべくシンプルな、幾何学的な面白さのある構図を
一粒一粒の粒子の色を意識しながら、描いてみました。
この風景
ありそうでなさそう
なさそうでありそう
あの海辺の街なら…ありそう。
色鉛筆の柔らかな空気感が
白昼夢みたいな絵のテーマ…
自然の神秘と人の情の交差点に
触れてみたいと思う私の気持ちに
よくマッチしているように思います。
*
現実との距離感や広がりを表したく
詩は「自分以外の人」に「英語」で書いてもらうという
新しい試みをしました。
*
クリップどめなので、バラバラにして
お気に入りの絵だけ飾ることもできます。
自宅のプリンタで印刷しています。
原画みながら何度も何度も色を調整しました。
オフセットと違い少しにじみが出ますが
夢の中みたいでそれもいいかなと思います。
表紙や背や栞は、紙色、インク色の
組み合わせをかえてさまざまにお作りしています。
どれが手元に届くかはお楽しみに。
フランスの古い本のページと
白の薄葉紙を使ってパッケージしています。
このまま贈り物にもしていただけたらうれしいです。
紙は古いものなので焼けや破れもあります。
味わいとしてお楽しみください。
栞には、小さな石を糸に通しました。
海で拾った何気ない小石みたいな色カタチにひかれて。
ラリマー(「マー」は"mar"…海という意味)という石だそうです。
(天然石のため形や色にはかなり個体差があります。
ご了承ください)
1,700yen taxin
約A7サイズ(74*105mm)/クリップ留め/
24P/手製本/栞つき
*お知らせ*
制作環境変更により、本文英文書体が
写真に映っているものから随時変更となります。
(詩画集"海辺のrectangle2"と同じ書体です)
あらかじめご了承くださいますと幸いです。
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