2022年7月31日日曜日

原画 水色の月 8月の絵 

 


とてもとても長くて、短いような。
いろいろな夏、それぞれの方の一度だけの夏。

由比ヶ浜できれいな夕日を見たあと、
山のなかの家に帰ってきて感じたことを
そのまま絵にしたもの。

嘘みたいにきれいなものが一瞬で去っても
私の心には残っている。たしかに。
あの日あの時の夕暮れ、
同じものを目にすることができなくても
絵になら描ける。
言葉にならできる。
それを誰かがみつめる。
その人が、違う夕日を思い出す。
なんだか不思議なことですね。

グラスの海のにじみも一期一会で
今となってはどうやって描いたかわからない。



この絵を展示会でご覧になった方が
毎日きれいな夕日がみたくて
海の近くの家に引っ越したお話を
してくださいました。
絵を観てくださった方の心のなかの海に
おじゃました気分でした。



これを書いている今ちょうど
外はこんな窓の色のような夕暮れです。

絵の中には、2つの美しい夕暮れの時間が
同時に存在しています。
それを薄暗くなっていく部屋の隅の椅子に座って
ただただ静かに味わっているのは、あなたです。


制作してから時間が経ちましたので
変色やのりの劣化などが多少あり
お値下げをしております。
ご了承の上、お買い求めください。
(購入検討のためもっと写真をご覧になりたい方は
ご連絡ください)

約 幅130mm 高さ195mm 奥行き30mm
水彩、ガッシュ 紙
9,000yen taxin
*ゆうパック着払いでお送りします

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