手製アコーディオン・ブック
"The Scenery from the Window"の原画作品です。
「白鳥の夢」
月を見上げると思い出す。
見たこともないはずの風景を。
月は常に変化してゆくものの象徴とされるけど
変化しないものの象徴でもあると思う。
何万年も前の人類も月を見上げてきたのだと思うから。
太古の遺物が、いつも空に浮かんでいる。
もちろん太陽や星たちもそう変わらないわけだけど
彼らは眩しかったり、小さかったりして
じっくり見つめ合うことのできるのは、月だ。
月を見上げるととても懐かしい気持ちになって
その懐かしさは
生きてきた長さとは比べものにならない感じがする。
身体の中にひそむ記憶が
ずっと昔の月を覚えているのか。
それは永遠にも似ているような。
*
箱仕立ての、半立体的な作品です。
光に合わせて刻々と移りゆく色と影をお楽しみください。
そのまま置いて飾ることもできますし
裏に糸が付いていますので、壁掛けにもできます。
絵にまつわる柄のマッチ箱に入った
小さな言葉を書いた紙片とセットです。
*作品は繊細なものですのでお取り扱いにご注意いただき
末永くお楽しみいただけますと幸いです。
日光により変色・劣化します。
経年の変化も含めてお楽しみいただければ幸いですが
直射日光が当たらない場所へ飾ることをおすすめいたします。
湿気の多い場所では紙がたわんだり、ゆがむことがあります。
マッチ箱のサイズ 約56×35×24mm
厚紙/水彩/アクリルガッシュ
販売済
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