手製アコーディオン・ブック
"The Scenery from the Window"の原画作品です。
「羊の夢」
以前読んだ中世ヨーロッパの本に
十二日節(12/25-1/6あたり)の祝祭の中で
"wassailing the trees”(木々に乾杯)という儀式が
紹介されていました。
古いりんごの木を囲んで、りんご酒を飲み
来年もたくさんりんごがなりますように!
と宴を開いてお願いするそうです。
今年の作物に感謝を。来年もよい収穫を。
命をつなぎ、健やかで楽しい日々をと
木々と大地に祈る楽しそうなお祭り。
大地の象徴としてりんごの木が出てくることも
それだけ古くから、栄養豊富なりんごが
人々に大切にされてきたことを表しているのだと思います。
世界の西の果てにはりんごの木があるという神話も。
西の果てとは太陽の沈む場所…彼方の世界。
豊かな大地の化身であると同時に
不老不死や異界、不思議なものとのつながりも感じさせます。
羊が見上げた一番星。
年老いたりんごの木が見守っています。
祈りが届きますように。
よき願いごとが叶えられますように。
*
箱仕立ての、半立体的な作品です。
光に合わせて刻々と移りゆく色と影をお楽しみください。
そのまま置いて飾ることもできますし
裏に糸が付いていますので、壁掛けにもできます。
絵にまつわる柄のマッチ箱に入った
小さな言葉を書いた紙片とセットです。
*作品は繊細なものですのでお取り扱いにご注意いただき
末永くお楽しみいただけますと幸いです。
日光により変色・劣化します。
経年の変化も含めてお楽しみいただければ幸いですが
直射日光が当たらない場所へ飾ることをおすすめいたします。
湿気の多い場所では紙がたわんだり、ゆがむことがあります。
35,000yen taxin
作品のサイズ 102×162×25mm
マッチ箱のサイズ 約56×35×24mm
厚紙/水彩/アクリルガッシュ
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