2026年2月8日日曜日

【原画作品】地 TERRA(テラ)










【地 TERRA(テラ)】
80,000yen taxin
*絵部分のみ(木枠なし)の場合 77,000yen


ボール紙/アクリルガッシュ、水彩
木枠 ハンドペイント(ワックス、ミルクペイント)
原画部分と木枠は取り外しが可能です

絵のサイズ 80*169mm
木枠のサイズ 182*257*19mm


陰 冷 乾
牡牛座 乙女座 山羊座

もっとも重量のある地の元素は
安定と物質を扱う力を表す
鋭い感覚、形づくる、肉体や道具を維持する
鍛錬、役立つ、秩序を保つ、現実を重視する

《ライラック Lilac》 
 数多の花の集まる豊かな姿と香り
 命溢れる春を知らせる  
《立方体の石》
 手と道具により切り出された石
 自然が形づくった美



今回の四つのエレメントの各絵には、東西で人々の信仰の対象になってきたモチーフからそのエレメントが感じられるように思ったものを選んで描いた。ここで言う信仰とは、宗教というよりは「心のよりどころ」と言ったらいいだろうか、人々が自然のなかから見つけた、感謝や感動や畏怖や祈り…自ずと湧き出でる心を受け止めてくれるもの。

地のエレメントには、十字のある石を。
切り出された石、それは大地から人の手によって見出され整えられ、これから材料としての役目を果たしてくれる。人と自然の関係性を象徴し、それだけでも十分に地の雰囲気なのだけど、夏に訪れた高山で霧のなか目の前に現れた大きな岩たちが不思議に教会や十字が刻まれたものに感じられたことが心に残って、帰ってきてから石のうえに十字を描いてみた。十字石という不思議な石もあることだから、こんな石もあってもいいかもしれないなと。東西南北に伸びる線は、まさに大地の広がりを指しているとも言える。

地のエレメントとは、実直で現実主義、物質主義的だと表現されるが、石や岩に宿るものを感じたり、お腹を満たしてくれる実りに感謝をしたり、山を信仰するような神秘ともともにある。目に見えてそこにあり感じられるもの、食べもの、簡単に動かない固い存在が放つ強さを私たちは当たり前に知っている。そして大地から分けていただいた私たち自身の土=身体を使い切る、生をまっとうするという一生命体としての創造的計画を実現するのに直結したエレメントではないかとも思う。


絵のご感想に「御札のよう」と聞いて。
そんなエネルギーを感じていただけたなんて…と、本当に畏れ多いけど、うれしくなる。けっして何か強いものを描いた作品たちというわけではないと思う。どちらかというと静かに、そこに在るものたちに。

絵は、絵を見た人の内部にすでにある神秘(神的存在と言ってもいいかもしれないけど、神という意味は人によって感じかたが違うから難しい)に接する「きっかけ」になるのじゃないかなと思ったり。

きっかけ。扉。窓。通信装置。
水面に小石を落としたら波紋が広がるように。心に広がる波紋。

あなたが絵をじっと観て、絵の奥の何かと対話している時、それはあなたの心の中の大切な何かとの対話でもあるのだろうな。絵を観ることで、あなたを観てるのだろうな。

私は、空や月や風景にはっとするときにもそんな感覚があって。もし私の絵にもそんな感覚を宿すことができたならうれしい。
ありがとうございます。

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