2023年12月14日木曜日

【原画作品】時計草 Passion flower


時計草 Passion flower
105,000yen taxin

-地 秋 西 月-

時は流れる 終焉が訪れる その前に
この星の色を見よ 知り 味わい
そしてその手で形づくることを


時計のように12分割を示した花びらに
くるくる回り続けるものたちを乗せて描いた絵。

長い時間を想うことによって、今が二度と戻らないことを知り
短い時間を想うことによって、存在の不思議を知る。

TEMPUS FUGIT
時は飛ぶ

砂時計は彼岸の世界に飛んでいく羽根のはえた魂、
秋に遠くへ飛んでゆく白い雁をイメージして描いた。

この者たちがなぜ天蓋の下にいるのかはわからないが
覆われていた秘密の象徴なのかもしれないし
一人で祈るための場所なのかもしれない。
ヴィスコンティ・ディ・モドローネのタロットカード"Amor"
貴婦人と一角獣"我が唯一の望みに"
もしくは魔術師の祈祷所としてこのような天蓋が
描かれているのをいくつか見たことがある。

天蓋に描いた黄金のコンパスは
天地創造の絵で神が手にしているものがあるように
「創造」を表していて
肉体がありこの星にいる束の間に
十分に色形と遊びましょうという想いを。
時計の針に見えた、と話してくださった方も。

フレームは黒かと思いきや、深い深い緑である。

ボール紙/アクリルガッシュ、アクリル絵の具、水彩
木製フレーム(アクリル)

絵部分のサイズ 220×105mm
フレームのサイズ 233×284×22mm


 

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