《冬至の夜 永い夢》出展作品
【オブジェ たまご ヤドリギ Gui】
16,000yen taxin
穏やかな黒の深い眠り
小さな実の白の喜び
聖なる植物の下で
結ばれた夢
ヤドリギを細やかに描いています。
実の部分はホワイトとシルバーの絵の具を
混ぜて描いていますので
光が当たると柔らかく反射します。
壜のなかでころころ転がしても
取り出して手のひらに乗せても楽しめます。
紙粘土、紙、アクリルガッシュ、水彩
秤量壜(ガラス製)入り
オブジェのサイズ 約 高さ32×直径25mm
秤量壜のサイズ 約 高さ70×直径40mm
*経年や日光により変色・劣化します。
変化も風合いとしてお楽しみいただけましたら幸いです。
*衝撃を加えると割れたり欠けたりしますのでご注意ください。
*風合いを優先するために表面加工をしていません。
濡らしたりこすったりすると色落ちします。
*「コワレモノ」を指定して
ゆうパック60サイズ着払いでお送りします。
*
制作メモ
Ars Parva umbrae et lucis
サブタイトルにつけたこちら、ラテン語で
「影と光の小さな芸術」
のような意味になります。
(アタナシウス・キルヒャーの著作名をもじって…)
Arsは、技とか手仕事のようなニュアンスが感じられる
好きな言葉。
闇のなかに光が産まれる冬至を想えば
黒のたまごのなかには、さらに小さな白のたまごが生まれる。
それはなんだろう…と思ったらヤドリギの実が浮かんだ。
少し透き通った豊かな白の実たち。
私は黄緑やオレンジの実しか見たことがなくて
白のヤドリギの実への憧れも込めて。
「天と地の中間に生きる、不思議な植物」として
冬至に摘み取られるヤドリギ。
対となるものの間で、ふたつに橋をかける。
その後、産まれるのは
たまごであり、実であり
黒化Nigredoした「哲学の卵」であり…
0 件のコメント:
コメントを投稿